アオハル式お悩み別スペシャルケアの極意〜シミ&くすみVol.1〜
美白ケアの成分や使い方を徹底解説!
今回から3回にわたって、多くの方が悩んでいるシミやくすみなどの、いわゆる“美白ケア”について取り上げます。クリニックにも、シミやくすみに悩んでいる患者さんがたくさんいらっしゃいます。そんな悩みがある方は、スキンケアに美白アイテムをプラスしてみましょう!
世の中には「美白化粧品」「シミ対策」などと書かれたアイテムがたくさん出回っています。どの美白アイテムから取り入れても良いと思っていますが、そのアイテムを使うことで、どのように肌に作用するかを知った上で、それをイメージしながら使うことで効果を実感しやすくなると考えています。だからこそ、それぞれの美白アイテムに含まれている成分の特徴を知っておいてほしいです。
今回はより効果を実感しやすくなるように、美白成分の種類や使い方について解説します!
1.シミ&くすみ対策のスペシャルケア
美白成分は多くの種類があります。代表的な美白成分を紹介します。
①メラノサイト(色素をつくる細胞)がメラニンを生成する際に作用する成分
シミやくすみの大きな原因のひとつは、ご存知メラニン。紫外線を浴びると表皮の一番下にあるメラノサイトは、紫外線が肌内部まで届かないようブロックするために、一生懸命メラニンを作ってしまいます。
このメラノサイトがメラニンを生成する流れを阻害することで、シミやくすみを予防します。
◉ハイドロキノン
気になるシミにピンポイントで使います。炎症が起こった後に起こる色素沈着も、早く改善する傾向にあります。
効果が高い分、副作用もあって使い方が難しい成分です。市販されているハイドロキノン配合の美白アイテムもありますが、できれば医師の診察のもとでお使いいただくことをおすすめします。
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◉システアミン
ピンポイントで使うハイドロキノンとは逆に、顔全体のトーンアップに適した成分です。広い範囲で気になるくすみや肝斑におすすめです。
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◉ビタミンC
ビタミンCは、メラニンが作られる際にはたらく酵素(チロシナーゼ)の活性を阻害すると言われています。また、シミやくすみだけでなく、肌のハリ不足やたるみ、ニキビなど、複合的な悩みにアプローチできる、美肌を目指す方ならば積極的にケアに取り入れてほしい成分です。ビタミンCが配合されたスキンケアアイテムはもちろん、ビタミンCを多く含む食材を積極的に食べたり、日常的にサプリメントを飲んだり、意識して摂取しましょう!
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美白ケアの成分や使い方を徹底解説!
今回から3回にわたって、多くの方が悩んでいるシミやくすみなどの、いわゆる“美白ケア”について取り上げます。クリニックにも、シミやくすみに悩んでいる患者さんがたくさんいらっしゃいます。そんな悩みがある方は、スキンケアに美白アイテムをプラスしてみましょう!
世の中には「美白化粧品」「シミ対策」などと書かれたアイテムがたくさん出回っています。どの美白アイテムから取り入れても良いと思っていますが、そのアイテムを使うことで、どのように肌に作用するかを知った上で、それをイメージしながら使うことで効果を実感しやすくなると考えています。だからこそ、それぞれの美白アイテムに含まれている成分の特徴を知っておいてほしいです。
今回はより効果を実感しやすくなるように、美白成分の種類や使い方について解説します!
②ケラチノサイト(表皮の細胞)がメラノサイトを活性化する際に作用する成分
メラノサイトは、表皮の基底層にあります。一方、ケラチノサイト(表皮を構成している細胞)は表皮の表面層にあり、紫外線などの刺激によって、メラノサイトを活性化するはたらきがあります。
このケラチノサイトがメラノサイトを活性化する流れを阻害することで、シミやくすみを予防します。
◉トラネキサム酸
頬のあたりに左右対象にできる肝斑というシミの治療に使われる成分として知られています。メラニンの生成を抑えるので、肝斑以外のシミやくすみにも有効です。
炎症を抑えるはたらきもあるので、乾燥肌や敏感肌の方でも使いやすい美白成分です。アオハルクリニックでは、肌が敏感に傾きがちな施術後の美白ケアとしてもおすすめしています。
③メラノサイトからケラチノサイトへ、メラニンを受け渡す際に作用する成分
紫外線などの刺激によってメラノサイトの中で生成されたメラニンは、表皮の上層部にあるケラチノサイトに送られます。ケラチノサイトに送られたメラニンが蓄積するとシミやくすみになって現れてしまうのですが、メラノサイトからケラチノサイトへの受け渡しを阻害することで、シミやくすみを予防します。
◉ナイアシンアミド
ナイアシンアミドは、メラノサイトからケラチノサイトへ、メラニンを受け渡す流れを阻害すると言われています。また、紫外線ダメージによるシワ・たるみなどの肌老化を予防したり、抗炎症作用があって肌荒れを防いだり、さまざまな美肌効果が期待できます。美白だけでなく、アンチエイジングも気になる方におすすめです。
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④メラニンを肌から排出させる際に作用する成分
メラニンができても、すぐにシミやくすみになるわけではありません。健康な肌ならば、メラニンは肌のターンオーバーによって古い角質細胞と一緒に剥がれ落ち、肌の色も徐々に戻ります。しかし、加齢などの要因によりターンオーバーの周期が長くなったり、多量の紫外線を浴びてメラニンの排出がうまくできなくなったりすると、シミやくすみを引き起こします。
ターンオーバーを促し、できてしまったメラニンを肌から排出させる成分で、シミやくすみにアプローチします。いわゆる「ピーリング効果」と言われるものですが、効果が期待できる反面、肌が乾燥に傾きやすいので、使う時にはしっかり保湿することを心がけましょう。
◉レチノール
肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーを促す成分です。他にも、皮脂の分泌を抑えてニキビを予防したり、肌にハリを与えてシワを目立たなくしたり、さまざまな効果が期待できる注目の美肌成分です。
◉グリコール酸、AHA
レチノールと同じく、ピーリング効果でターンオーバーを促す成分です。グリコール酸はフルーツ酸の一種で、AHAはフルーツ酸の総称です。クリニックでは、全体をトーンアップしたい方におすすめしています。毛穴が目立たなくなる効果を実感される方も多いです。
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2.美白アイテムの使い方
せっかくの美白成分を活かし、効果を実感しやすくするためには、正しい使い方をすることが大切です。ていねいなケアで、美白成分の恩恵をたっぷりと受けましょう!
①こすらない&すりこまない!
シミやくすみの元となるメラニン。メラノサイト(色素細胞)が紫外線による刺激を受けるとメラニンが生み出されることは先ほどお話ししましたが、物理的な刺激もシミやくすみの元となります。
そのため、美白成分を肌に浸透させようと、一生懸命こすったり、すりこませたりするのは、逆効果です!肌に刺激を与えると、ますますシミが濃くなってしまいます。刺激を与えないように、手でやさしくなじませてください。
②使用量を守って、続ける!
美白アイテムは比較的高価なことが多いですよね。だからといって「もったいないから」と使用量を減らしてしまうと、ムラづきになって十分な効果を得られないことも。必死に伸ばそうとすると、摩擦にもなってしまいます!商品のパッケージに記載されている適切な使用量を守って使いましょう。
また、美白成分は継続的に使うことで効果を得られるものです。紫外線が強い春夏はもちろん、弱くなる秋冬も継続して使いましょう。秋冬こそ美白のチャンスです!
③使う順序は化粧水の後、乳液やクリームの前に。
美白美容液は、朝と夜の化粧水で肌を整えた後に使います。美白成分をやさしくなじませて肌に浸透させましょう(すりこまないように!)。その後は、肌を保護するはたらきがある乳液やクリームで美白成分をしっかり閉じ込めます。
④基本は顔全体に、ただしハイドロキノンはピンポイント!
美白アイテムはシミやくすみが気になるところだけではなく、顔全体に使うことが基本です。まだシミやくすみが肌表面に見えなくても、美白成分によって肌内部のメラニンの発生を抑えたり、排出させたりすることで、シミやくすみの予防になります。
ただし、ハイドロキノンが配合されている美白アイテムは、伸ばさずにターゲットのシミにピンポイントで使います。効果が高い分、刺激も起きやすいので、いきなり複数のシミには使わず、少しずつ様子を見ながら使ってください。
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今回はシミ&くすみケアに使われる美白成分と使い方について解説しました。それぞれの美白成分がどのように肌に作用しているかイメージしながら、正しい使い方でケアを続けてくださいね。そうすれば、効果を実感しやすくなると思います!