アオハル式お悩み別スペシャルケアの極意 〜シミ&くすみVol.3〜
シミとくすみの種類を知ろう!
美白ケアについて解説するシリーズの第3回は、シミとくすみの種類について解説します。シミとくすみは、種類によって原因が異なります。自分のシミやくすみの原因がどこにあるのかイメージできると、ケアや予防も変わってくるので、自分のシミやくすみの種類を把握しておきましょう。
1.シミには種類があります!
一言で「シミ」と言っても、シミの症状には種類があります。まずは自分のシミがどの種類に該当するのか、見極めることが大切。代表的なシミを紹介します。
①老人性色素斑
紫外線の影響を受けやすい顔や手の甲にできることが多い、いわゆる一般的な“シミ”と呼ばれるものです。比較的境目がハッキリとして色が濃いのが特徴。紫外線の蓄積が原因なので、若い頃に日焼けした人ほどできやすく、さらに年齢を重ねるほどできやすくなります。
このタイプのシミは、セルフケアで予防することができます。
②肝斑
頬などに左右対称に広がるシミで、できた当初はぼんやりとぼやけているのが特徴です。30~40代で発症する女性が多く、女性ホルモンが関与していると考えられています。
肝斑は肌をこすって刺激を与えると濃くなったり増えたりするので、注意しましょう。美白アイテムでのセルフケアの他に、飲み薬もあります。
③そばかす(雀卵斑)
老人性色素斑とは異なり、子どもの時から見られるシミで、遺伝の要素が大きいシミです。紫外線が強い夏は濃くなり、弱い冬は薄くなるので、日焼け止めでの紫外線対策は必須。セルフケアでは限界があるので、気になる場合はクリニックの受診など専門家に相談することをおすすめします。
2.くすみにも種類があります!
シミと同様に、くすみにも種類があります!まずは自分のくすみがどの種類に該当するのか、見極めましょう。
①茶ぐすみ
肌全体が茶色っぽく、ツヤがなく、どんよりくすんで見えるタイプです。これまで浴びた紫外線や摩擦の影響で肌の中でメラニンが蓄積するために、肌表面が茶色っぽくくすんで見えます。
また、肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーの周期も、くすみと密接な関係があります。ターンオーバー周期は20代では約28日と言われていますが、年齢を重ねるごとに代謝が落ちるために日数が増えると考えられています。ターンオーバーの日数がかかると古い角質が肌表面に残りやすくなり、これがくすみの原因となります。
②黄ぐすみ
肌全体が黄色っぽく、くすんで見えるタイプです。黃ぐすみの主な原因は、糖化です。糖化とはタンパク質が余分な糖と結びつくことで、この反応が体内で起こるとAGEsという成分が生成され、あらゆる組織に悪影響を与えてしまいます。ホットケーキやクッキーを焼くとこんがり焦げるのも、含まれている砂糖が卵や牛乳などのたんぱく質と結びついて糖化し、AGEsに変性しているのです。AGEsは黄褐色なので、肌表面で糖化が起こると肌が黄色っぽくくすみます。
糖化は、くすみだけでなく、肌にとって大敵です。タンパク質であるコラーゲンが糖化すると、ハリや弾力が失われ、たるみやシワの原因にもなります。
③赤ぐすみ
小さな炎症が起こることで真皮の血管が拡張し、赤みが全体に広がって肌が曇ったように見えるタイプです。
紫外線、乾燥、こすることによる刺激などで炎症が起きることが原因です。炎症はメラノサイト(色素細胞)を刺激するので、メラニンが作られて茶ぐすみになることもあります。
これらのくすみは、ひとつだけではなくて複数のタイプが一緒に起こることがあります。たとえば、加齢による紫外線の蓄積と糖化により茶ぐすみと黃ぐすみを同時に発症し、ひどくくすんで見えることがあります。
シミ&くすみケアで注意したいこと
ここまで3回にわたって、美白ケアについて解説してきました。美白成分の特徴を知り、肌への作用をイメージしながらケアをしていけば効果を感じやすくなると思いますが、今回ご紹介したようにシミにもくすみにも種類はいろいろあり、それぞれの種類によって効果的な対策や美白成分は異なります。パッと見てシミのように見えても、実はそばかすやほくろだったということもあるので、費用と時間と手間を無駄にしないためにも、皮膚科のクリニックなど専門家に診断してもらうことをおすすめします。
また、美白成分が配合されたアイテムやサプリメント、内服薬は、医師の診断の元に処方されるクリニック専門のものがあります。市販されているものは美白成分の配合比率が低く抑えられていますが、クリニック専門のものは医師の指導のもとに使うことを前提とするために、配合比率が高くなっています。
肌質や悩みに合った美白ケアをしたいならば、ぜひ一度クリニックで専門家に相談してみてください。アオハルクリニック(https://www.aohalclinic.jp)でも、シミやくすみの症状を見極め、スキンケアから一歩進んだ“治療”の観点でクリニックにしかできない処方を提案しています。具体的な治療については、また回を改めてこちらのブログでご紹介します!