肌がアルカリ性に傾くと、肌内部の⽔分を保つ機能が乱れやすくなります。
それだけでなく、ニキビや肌荒れの原因になる「悪⽟菌」が住みやすい環境になることもわかっています。
洗顔料は、本来のお肌の環境である「弱酸性」のものをおすすめしています。
洗顔は、ぬるいと感じるくらいの温度で洗いましょう。
お肌の⽪脂を落としすぎないクレンジング剤・洗顔料を使⽤することでバリア機能を守ることにもつながります。
また、顔の⽪膚は体よりもずっと薄いので、洗うときはもちろん洗顔後もゴシゴシは厳禁です。
⽔分をタオルに吸わせるように顔にやさしくあてましょう。
摩擦という物理的刺激に顔の⽪膚は⼤変敏感なのです。
顔専⽤のタオルも出ているので摩擦の少ないものを使うのもおすすめです。

紫外線対策はUVAによるシワたるみのリスクだけでなく、日やけによる乾燥を予防することにもつながります。
UVケアで保湿も意識、これが⼀歩先を⾏く乾燥対策です。
そして、意外と知られていないのがマスクのリスクです。
マスクをしている時は湿度は⾼く保たれていますが、取った瞬間にゆるんだお肌から⼀気にうるおいが蒸発するリスクがあるということです。
化粧⽔や乳液等の使⽤量はお肌にしっかりうるおいを届けるために考えられていますので、忙しい朝や乾燥を感じにくい季節であってもぜひ意識してみてください。
最後にこういったスキンケア対策だけでなく、湿度計をお部屋に置いたり加湿器で湿度を⼀定に保つなど環境を意識することも乾燥リスクをさける⽅法の１つです。

加齢に伴い肌は乾燥しやすくなります。
特に⼥性は20代以降⽪脂は徐々に減少し、
閉経期以降にぐっと乾燥に傾きます。
変化に応じてスキンケアを変えることも必要です。